道路趣味の中で、道路の線形が好き(カーブが好き、直線が好き)というのはとてもベーシックで、素直な見方だと思うのです。ところが、いざ「道路の線形が好きです」と伝えてみると道路に興味がある人でも「めっちゃマニアックだなぁ」とスルーされちゃうこと、時々あります。
で、「標識が好きです」「路上のマンホールが好きです」どんどんベーシックな道路の魅力から離れてしまう。しかし道路趣味(路上観察趣味)としては分かりやすく広まっていく。そんなジレンマをずっと抱いていました。
そこで今回、新作写真集にて出演をお願いしたのが「高速道路」です!特に今「高速道路を撮りたい!」気持ちが高まっており、「ここなら眺め良いはず…!」と見込んだ高側道や跨道橋を、片っ端から見て回り、写真を撮りました!
道路の「線形の良さ」=「カーブが好き、ストレートが好き」がより伝わる!高速道路の写真集になったかと思いますので是非!
A4フルカラー42ページ(本文38ページ、32作品)。今号では、6つの高速道路と自動車道を掲載しております。
季節は春から夏、木々の緑が美しい晴天の日の写真です。
三郷ジャンクションを越えて、首都高速から常磐自動車道に名前が変わると、この道路はアンダーパスが連続する”近未来の道”になります。
道の行く先には、妙義山と浅間山、そして北アルプスと妙高山。群馬県と長野県の名高い山々が続々と現れます。
東京から日本海側の新潟を結ぶ関越自動車道で高速道路らしい景色が伝わってくる場所が、渋川インター手前で利根川を渡る橋の手前にある高側道です!
この道路の魅力は、何と言っても「上下」方向の線形の美しさです!一直線の道路が、こんなにも豊かな表情を見せてくれるとは!
明石海峡大橋は多くの人に認められた名勝として、橋の袂の公園、浜辺からの景色、バス停からの景色など、数多くのビューポイントがあります。
青い海の広がる海岸線近くを並走し、青い空と山の緑をバックに優雅に走り抜けていく高速道路。