初めて、道路を「目的」にして、旅をしたのは2005年の出来事です。 最も有名な酷道である「温見峠」を走り、飛騨清見インターにて交差する道路の姿に魅了され、 気づけば10年以上、道路を撮り続けてきました。
これまで撮った写真の中で”ベストな道路の写真集”を作るというコンセプトで 2冊の写真集が生まれたのですが、その1冊がこの「四季の日本を巡る道」になりました。
風景写真や鉄道写真の分野において、多くの方が追求されている「四季」というテーマですが、 道路においては、未だ見たことがなかったもので、ぜひ自分が形にしてみることにしました。
新版:A4フルカラー64ページ (58作品)春、夏、秋、冬、そして収穫の季節。そして夕暮れと、夜明けの時間。自分の「ベスト道路写真」を厳選してお送りします!
( 旧版:A4フルカラー54ページ (48作品) )
春の訪れを告げる桜並木を、人は数多くの道路沿いにも育ててきました。
身近な都市においても、並木道が魅力的に見える季節です。
そして収穫の季節、道を彩る緑は、ときに黄金色へと変わります。
黄金色から燃えるような橙色や赤色に変わる季節。そんな中を走る車たち。
100m先すら見えない吹雪の時あれど、青空が見える時間が、僅かに何度も訪れる時もあります。
最もフォトジェニックな時間。それは夜明けと、夕暮れの時間です。