急カーブがあった場所にある橋、あきらかに当時の国道ではないでしょう。
ならば橋を渡らず直進すれば、旧道に出会えると期待したのですが
奥には砂防ダムが建設されており、その際に削り落とされてしまったようです。
再び旧道らしき道と合流することができました。
人の営みの気配、旧道から分岐して下っていく道には、柵があります。
ついに現在の国道のトンネルの真上まで、やってきました!
さあ、この道を進めば、現国道との合流点です!ですが…
きっと人と合う確率も高まるでしょう。
ここまで一人で来れたことも、幸いでした。
この廃道、深見隧道を訪れた際に、
地元の方からTwitterで教えてもらいました。ありがとうございます。
調べた所、十年ほど前は、峠まで自家用車で来ることもが出来たようです。
ただ、この旧道の一部~半分の区間が、私有地である可能性があるようです。
誰にも見つかること無く、(対応する手間をかけさせない)、無傷で帰る。
それが、とても大事だと思ってます。
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自分はトンネル脇の階段を降ることにしました。
気をつければ、足場は明確です。
ここから旧道に入ることも出来るでしょう。
名称はテキストには起こしませんが、現在の国道のトンネルは、昭和48年に完成しました。
先の峠道は、旧道になり、廃道になり、40年が経過したことになります。
長いトンネルを抜けると
再び青空が、自分を迎えてくれました。
小浜まで76km、蒼い看板。この標識の真後ろに、オービスがあります。
全国各地に点在する速度自動取締機ですが、ここまで周到に設置されたものは数少ないでしょう。
気をつけましょう。
しかし、こんな設置方法をすることにも、理由があります。
年代を重ねた、「スピード落とせ」の看板。
きっと事故が多かったのでしょう。
大変長い時間がかかってしまい、申し訳ありません。
これで、とあるトンネルの旧道の旅は終わりです。
いつか、許可をとってみんなで歩きたい廃道でもあります。