遠征中に夜道を運転していると、忽然と光の帯が現れるときがある。それは、道路沿いの街並みを照らす街路灯たち。商店街は地元に住む人々と、訪れる人々の買い物の中心地であった。
しかし時代は移り変わり、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、道の駅、大型ショッピングモール。人々の暮らしが便利になることと引き換えに、大きなものが小さなものを淘汰した。
今も主力の商店街として、人々を集め続ける街並みは少ない。住宅として余生を過ごす商店街が大部分を占めるが、それをシャッター街と言って嘆くことは悲しい。
なぜなら、人々の暮らしが進歩する過程で、十分に役目を果たしたのだから。「おつかれさま」と言おう。
「街並みは、夜輝く」の続編となる写真集は、もちろんすべて新規物件です。リング製本を採用し、ページ左側の写真は、本を180度折り返して立てかければ、そのまま飾っていただけます。
A4フルカラー40ページ。北は岩手県一関市千厩町、南は愛知県豊橋市まで17の街並みを、それぞれ2ページにわたり紹介しています。
一つ一つの街並みに解説を添えました。(コミックマーケット88での価格は1500円となります。
表紙は、おそらく日本最高峰の街並み、富士吉田市から。本文では街並みひとつを、4枚の写真と文章で紹介しています。
撮影時間は真夜中もしくは夜に。三脚は使わず明るいレンズを使い、通りすがりに撮影しています。旧道の商店街のから、駅前に寄り添うバスターミナルまで紹介しています。
新旧の街灯の色と形が織りなす世界。ぜひご堪能ください。
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