「道だけが残った、その先に」あるものが、徐々に明らかになってきました。東日本大震災から3年が経過し、復興計画が住民の合意を経て確定し、復興工事が始まりました。残った道は続々と姿を消し、代わりに姿を現したのは、丸ごと削り取られていく山々の姿と、巨大な人工の台地。人が新しい地形を作る姿でした。
地域において最も重要な役割を担うインフラである国道については、東北各地の都市計画図を見比べると、別のルートで道路を作り変える地域があれば、同じルートで道路が再建される地域もあります。しかし、どちらが正しいと決めることはできません。震災により多くを変えられてしまった上に、震災の教訓として変化を求めることは、負担に負担を重ねることにもなります。
そして…。
A4フルカラー64ページ。表紙、裏表紙を含めて60作品を収録しました。
前作にて写真を通して伝えることが出来た道路は、半数以上が姿を消していました。残されたものが消えて、変わりゆく道路の景色と、町の記録。
より多くの地域を訪ねました。今まで通過するだけであった町で車を停めて、気づいたことがあります。
「うごく七夕」を見たくて訪れた平日の陸前高田にて、生涯忘れられない祭りと出会いました。
あくまで他所者として記録するだけであった自分が、撮り残し、伝えることで出来ること。
特にマニマニでは、1,2の2冊セットを
1200円で発売中です。
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2015年1月、4月、7月に「陸前高田 復興ドボク見学会」を行いました!第1回のレポート
http://roadjapan.info/report/2014/12/14/517 3回目の開催の模様はこちら! http://togetter.com/li/849257