国道373号 志戸坂隧道 志戸坂トンネル 旧道

岡山県 40高中

岡山県と鳥取県の県境。志戸坂峠を越える国道373号の旧道に2つ、「40高中」があります。1つは森に入り込んだ国道が、小刻みなカーブを描きながら、森の奥まで入り込んだ所に残ってます。40高中横の中央線が、白の破線から黄色の実線に入れ替わる場所です。道の両側ともに森の木々に囲まれ、道路標示の黄色が強く目立っています。

現国道の志戸坂トンネルが昭和56年に完成したということと、旧道の志戸坂隧道は間もなく閉鎖されて行き止まりの道となったということで、おそらく高中の道路標示が路上に描かれてから10年以内に、車に踏まれて消耗する機会が非常に少なくなったと思われます。それゆえに文字の保存状態は非常に良好で、これは10年以内に描かれたのではと思うほどです。ただ写真をよく見ると、部分的に薄黄色に変色した部分が混じり、ちょうど塗装の風化が始まっており、端のほうからからぼろぼろと崩れ落ちて消えていくことでしょう。

もう1つは同じく岡山県側の志戸坂トンネル横、旧道が分岐して間もなくのところ、ガードレールの脇にあります。

鳥取県側の制限速度の道路標示は、40の数字のみでありましたが。「ゆっくり」 という、この地域独自の、稀有な道路標示が残っています。

40高中

旧道に残る最も美しいもののひとつ

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