茨城県道255号 鹿島港線旧道

40高中

先ずは鹿島工業地帯に残る「40高中」を紹介しましょう。茨城県の鹿嶋市から神栖市までを結ぶこの県道は、北海浜地区の多くの大工場を根付かせるための幹線道路のひとつとなりました。

鹿島臨海工業地帯を擁する「鹿島港」が開港したのが昭和44年。そして昭和46年に住友金属鹿島製鉄所の第一高炉がに火入れされました。ちょうど路面に40高中の道路標示が普及した時期、かもしれません。

さらなる発展を目指し、工業地帯を拡張するために道路網が見直されて県道255号線の路線が変更されたことで、この旧道が生まれました。

旧道は、一部は現役の県道255号線のままであり、一部は新たな工場のための敷地となり、一部は廃道となりました。2010年に再訪したところ、廃道はまもなく工場の敷地になるようで柵で囲まれて入ることが出来なくなりました。この廃道にも「40高中」があることを2007年に確認しております。

これからの時代、工場を見るために鹿島に訪れる方は数多いでしょう。すばらしい工場地帯のビューポイントであるこの県道を訪れた際は、脇道の旧道にも、橋の手前の現役の県道にも、堂々と残る「40高中」を、ぜひどうぞ!

鹿島工業地帯
鹿島工業地帯

40高中

旧道に残る最も美しいもののひとつ

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